マニュアル › 基本ライセンスの機能
色と HDR
ShotList2 は、Log や RAW の素材を ACES で表示用の色に変えて、サムネイルとプレイヤーに出します。色の機能はすべて基本ライセンスで使えます。
カラースペースの自動判定
素材のメタデータ(ガンマや色空間)から、カラースペースを自動で決めます。自動で決めた値には「(自動判定)」が付きます。
- 設定 →「カラースペース」→「Log 素材にも ACES 処理を適用する」(既定はオン)がオンのとき、Log の素材を Rec.709 の見た目に変えます。
- Rec.709 / BT.1886 の素材はそのままです。
- 色空間が書いていない EXR の扱いも、同じページで決めます。
行ごとに指定する
自動判定が合わないときは、行ごとに指定し直せます。
- リスト: 行を右クリック →「カラースペース」で選びます。「カラースペースをプロジェクト設定へ戻す」で自動判定に戻ります。
- プレイヤー: 「カラースペース:」で選び直すと、その行だけの指定になります。閉じたときに、その行のサムネイルを作り直します。
一覧は、ACES の項目とメーカーごとの見出し([Sony] など)に分かれています。
「表示(d)」
プレイヤーの「表示(d)」(D キー)をオフにすると、色の変換を外して元の Log のまま見られます。その場だけの切り替えで、覚えません。
ACES のバージョン
設定 →「カラースペース」→「使用 ACES バージョン」で 1.3 / 2.0 を選びます(既定は 2.0)。Apple Log・DJI D-Log・HLG は 2.0 のときだけ選べます。
対応している Log・色空間
| メーカー・種類 | Log・色空間 |
|---|---|
| ACES・汎用 | ACES2065-1 / ACEScg / ACEScct / sRGB / Cineon / HLG |
| Apple | Apple Log |
| ARRI | LogC3 / LogC4 |
| Blackmagic Design | BMD Film Gen 5 / DaVinci Intermediate |
| Canon | Canon Log / Log2 / Log3 |
| DJI | D-Log / D-Log2 |
| FUJIFILM | F-Log / F-Log2 / F-Log2 C |
| GoPro | GP-Log / GP-Log2 |
| Insta360 | I-Log |
| Leica | L-Log |
| Nikon | N-Log |
| Panasonic | V-Log |
| Phantom | Log1 / Log2 |
| RED | Log3G10 |
| Sony | S-Log3(S-Gamut3 / S-Gamut3.Cine / VENICE) |
| Z CAM | Z-Log2 |
カメラ RAW の色
設定 →「読み込み設定」で、メーカーごとに現像の色を決めます。変えた後は、読み込み直すとサムネイルと xlsx に反映されます。
| 設定 | 選べるもの(既定は太字) |
|---|---|
| RED RAW の色 | RED 標準の Rec.709(IPP2 の出力変換) / Log3G10 を使用する(ACES・HDR 対応)/ クリップに埋め込まれた Look を優先 |
| ARRI RAW の色 | ARRI 標準の Rec.709 / LogC3・LogC4 を使用する(ACES・HDR 対応)/ クリップに埋め込まれた Look を優先 |
| Phantom RAW の現像 | Rec.709 / Log1 / Log2 |
| DNG RAW の現像 | Rec.709 / ACEScct / D-Log2 |
RED と ARRI は、GPU で処理するか CPU で処理するかも選べます。
露出と明るさ
| 露出 | 明るさ | |
|---|---|---|
| 効き方 | カメラの露出と同じく、色の変換の前に掛けます(1/3 段ずつ・±8 段) | 色の変換の後に掛ける倍率です(0.1〜3.0) |
| プレイヤーのキー | Alt+↑ / ↓・Alt+R で戻す | ↑ / ↓・R で戻す(ShotPlayer は Shift+↑ / ↓) |
| 全体の既定 | 設定 →「サムネイル」→「露出(EV)」 | 設定 →「サムネイル」→「明るさ補正」 |
ARRI・RED・N-RAW・Phantom・DNG は、現像の中で露出を掛けるので、ハイライトが残ります。「適用(b)」(B)で、明るさと露出をいっとき外して元の見た目と比べられます。
ACES Reference Gamut Compression(RGC)
色域の外の鮮やかな色が破綻するのを抑えます。設定 →「カラースペース」→「ACES Reference Gamut Compression(参照ガマット圧縮)を適用する」(既定はオフ)。プレイヤーでは露出の右のボタンか Alt+D で切り替えます。
HDR 表示
HDR に対応した画面では、プレイヤーと ShotPlayer が自動で HDR で表示します。
| 必要な環境 | |
|---|---|
| Windows | 「設定 → ディスプレイ → HDR を使用する」がオンのモニター |
| Mac | EDR に対応した画面(Liquid Retina XDR など) |
- HDR になるのは、ACES を当てている素材です(ACES の HDR・1000 nits)。
- HDR のボタンか Shift+D で、HDR の見え方と SDR の見え方を切り替えます。
- 色域は設定 →「一般設定」→「HDR の色域:」(自動 / HDR(Rec709)/ HDR(P3))で選びます。
- サムネイルと xlsx は SDR のままです。